亡くなった人は霊になってそばにいる
Contents
霊なんているはずないと思ったけど
私は霊なんているはずないと思って暮らしていました。
亡くなった夫ももうどこにもいないと思っていました。
それでも、奥様を自死で亡くされた方のブログや他の本を読んでいて、
霊はいるのかもしれない
と思うようになりました。
その方が元気で暮らせる気がしますし、つらくて慰霊を立てられなかった私が慰霊を立てられるようになりました。
ここではその奥様を亡くされた方のブログ、ほかの本についてご紹介したいと思います。
霊がいないと思っていた理由
夫との死別直後、
峰雄さんに会えて、痛くないならもう死んでもいいな
と思っていた時期があります。
今もときどきそう思います。
でもそれはまずいので、
霊なんているわけないから、死んでも峰雄さんには会えないよ。
せめて、おいしいものをたくさん食べてからにしよう!
と自分に言い聞かせているので、霊はいないとしていました。
ほかにも霊がいないと思っていた理由はいくつかあって
ひとつは、
亡くなった方の霊が見守ってくれているなら、苦労している未亡人はいないはず
と思うからです。
亡くなった配偶者のサポートのおかげで、
死別前よりいろんなことができるようになりました!
という話をあまり聞きません。
あまり聞かない、というのはひとりだけ、
旦那様との死別後に、仕事の打ち合わせ中に旦那様が自分の中に降りてきて旦那様が自分の代わりにしゃべりだし、難しい課題をバンバン片づけていった
というのを聞いたことがあるからです。
でもほかにそういう話を聞いたことはありません。
私の夫の峰雄さんは私と同じ様な仕事をしていました。夫は私より仕事ができたし、車が好きだったので運転も上手でした。
夫との死別後、私の仕事ぶりは相変わらずへなちょこだし、車の運転もビクビクと車線変更しているようなレベルです。
霊となった夫がサポートしてくれているとは思えません。
もうひとつ、霊がいないと思う理由は、スピリチュアリストの方の言う、輪廻転生というものが納得できないからです。
スピリチュアリストの方によると、輪廻転生を繰り返してひとりひとりが人間性を高めることによって、全体の人間性を高めるのだそうです。
例えばコップ1杯の濁った水が1滴ずつきれいになることによって、全体が澄んでいくということなのだそうです。
じゃあ、輪廻転生を原始人から現在まで続けた結果、だいぶ全体の人間性は高まったんですよね?と思うのです。
1回の輪廻に何年かかるのかわかりませんが、1回に400年かかるとしたら、輪廻を全員10回繰り返す前の4000年前の人類トータルの人間性と、現在の人類トータルの人間性を比べると、現在の方が人間性は高まっているんですよね?と思うのです。
そんなことあるかなぁ。。
人間性が高まると、現世には降りてこなくていいから、今生きてる人達だけをくらべれば、人間性は昔も今も変わらない、ということかもしれません。
奥様を自死(自殺)で亡くされた方のブログ
霊はいないだろう、としていたのですが、奥様を自死(自殺)で亡くされた方のブログを読んで、少し考えを変えました。
読ませていただいたのは、次のブログです。
このブログはyoshiさんという、奥様を自死(自殺)で亡くされた方がお書きになってます。
yoshiさんの弟さんに霊感があり、亡くなった奥様の様子を教えてくださるときがあるそうなのです。
これを読んで、供養をちゃんとやった方がいいのでは?
と思ったのです。
私は毎日の供養をあまりできていません。
遺影を見るのが辛くて、遺影を立てることができません。
仏壇も普段生活している場所に置くのが辛くて、あまり行かない部屋に移してしまいました。
遺影もお仏壇も目に入らなければ、毎日の生活は夫が出張に行っているときや残業で遅くなっているときと変わらないからです。
また霊というものが存在しないと思っていたので、お線香をあげたり、お供えをするのも意味がわからないと思っていました。
ですが、亡くなった方が霊としてどこかにいて、こちらの過ごし方しだいで次の段階に進める、楽になるということがあるのなら、もうちょっと頑張った方がいいのでは?
と思ったのです。
(本)ダンナさまは幽霊
yoshiさんのブログで紹介されていた本、ダンナさまは幽霊を買って読んでみました。
幽霊は何でもできるわけではないこと、
霊でも声に出して言ってもらわないと伝わらないこと、
3回忌までは成仏して霊界に行くのに車がでるけど、3回忌を過ぎると自分で3日かけて歩かないといけなくて大変なので、3回忌までに成仏するのがいいということ
などが書いてあります。
また、事故や自死(自殺)で亡くなった方の供養の仕方も簡単ですが書いてあるので、そのような亡くなり方だった場合は参考になると思います。
この本を読んで、霊がいないとしてもこの本に書いてあるような生活の仕方は遺された方のために良さそうな気がしました。
今まで私は夫からサポートされていないと思っていましたが、
声に出してお願いしてないからだ!
と思って、言ってみることにしました。
私の苦手な車の運転や、仕事に行くときはお仏壇に向かって
一緒に来てください、サポートしてください
そう言って出かけるようにしました。そうした方が、前向きに物事にとりくめる気がします。
それから、3回忌までに成仏したほうがいいという話も、
死別してから2年後には気持ちの整理をつけて、新しいほかのことに向かっていこう
ということなのではないかと思います。
お線香は霊界への電話になるそうです。
お線香をあげて夫と話しをするのは、夫の死に向き合うことになり正直しんどいです。
それでも夫の死に向き合うことで、次に進んでいけるのではないかと思います。