未亡人チカの自活ダイアリー

立ち直りための情報と記録で、同じ死別シングルの方を応援するブログです。

「大豆田とわ子」が死別シングルの心に刺さる

ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」を楽しみに見ています。

 

このドラマは、松たか子さん演じる大豆田とわ子と離婚した3人の夫とのロマンチックコメディーだそうです。

普段は楽しく気軽に見ているのですが、時々、セリフやシーンが、心に刺さります。

心に刺さったところをご紹介します。

 

ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」のネタバレがあります。

 

 

 Contents

 

人生最高のパーティだったんだ

ドラマ「大豆田とわ子と~」の第3話のなかで、東京03の角田さんが演じる2番目の夫、鹿太郎さんが言います。

 

君との出会いは俺にとって、人生最高のパーティーだったんだ。

 

私の場合、夫との死別後ショックから いくらか立ち直ったころ、毎日の生活がお祭りが終わったあとみたいと思っていました。

それか、楽しかった文化祭が終わったあと。退屈ないつもの授業が始まったときのようでした。

 

楽しいこと、嬉しいこと、大変なこと、頑張ったこと、いろいろあったけど、それはもうすべて終わってしまった。

そしてそれはもう2度と戻って来ない。あとは味気ない毎日が延々と続いていくだけ。

 

本当に夫との毎日は長くて楽しい、最高のパーティだった

 

と思います。 

 

自分で決めたしあわせの姿

あの日のあなたはとても輝いて見えた

夢はもう覚めた 

 

これはエンディングで流れる主題歌の一節です。

こんな言葉も流れます。

 

足跡はどこまでも伸びていく

物語の先は見えないけど

あいまいで 純粋で 私が自分で決めた

しあわせの姿

 

このあたりの歌詞が自分の気持ち、状況と重なって、心に響きます。

 

そうだね、しあわせの形は自分で決めていいんだね。

 

かごめがいなくなった後のかごめの部屋がつらい

第6話で、とわ子の親友のかごめが亡くなってしまいました。

葬儀の準備、精進落としを食べているシーンで、明るいBGMが流れます。

この明るいBGMに違和感を覚えた人もいるようですね。

でも経験者としては、暗いシーンにするよりもリアルだなあと思います。

 

とわ子はかごめの葬儀のあと会社に出社して、その後かごめの住んでいた部屋に行きます。

冷蔵庫の中にあった材料で適当につくったものを食べながら、かごめの描いたマンガを読みます。

 

このかごめの部屋のシーンが辛いです。

人が亡くなった後のその人の部屋に、その人が大事にしていたもの、その人が使っていたものが残っている。

その人がいたときのそのままの形で残っている。

 

夫が亡くなったあと、夫が使っていたもの、夫がいた空間を含めて夫だったのだなあと思いました。

 

夫が亡くなった後、何もかも夫のものはすべて残っている。

だけど肝心な夫だけが、どこにもいない。

夫がいれば何てことない物がどうにもできない。

これ以上何かを失いたくないからさわれもしない、動かせない。

 

かごめが居なくなったかごめの部屋はそんな気持ちを思い出させました。

 

人生を楽しんでいいに決まってる

そしてオダギリジョー登場です。

第7話でオダギリジョーが出てきて、こんなことを言います。

 

亡くなった人を不幸だと思ってはならない

生きている人はしあわせをめざさなければならない

人はときどき寂しくなるけど、人生を楽しめる

楽しんでいいに決まってる

 

オダギリジョー、いいこと言ってますよ。

死別シングルの方は、ここだけを何回も見るといい

と思います。

 

しかーし、オダジョー、このあと強烈です。

オダギリジョーはこういう立場の人だろうと予想していてそれは当たっていたのですが、オダギリジョーがどういう人かは予想と全然違ってました。

3人の元夫が急に平凡に見えてきます。。

 

大豆田とわ子、面白いですよ。

 

 

大豆田とわ子と三人の元夫 1

大豆田とわ子と三人の元夫 1

  • 作者:坂元裕二
  • 発売日: 2021/06/08
  • メディア: 単行本