大事な方との死別から1年たったあなたへ
大事なかたとのお別れから1年たった方へ
悲しいお別れから1年、少しは元気になれたでしょうか。
本当に大変な1年でしたね。頑張りましたね。
私の場合は一周忌が過ぎるころ、だいぶ回復してきたなと思えるようになりました。
Contents
死別後の1年間は短くない、とても長い1年
夫との死別後、夫のお友達、知人にたまに会ったときに
あれから(夫との死別から)○○ヶ月、あっという間だったね
ということを言われることがありました。
○○ヶ月というのは、3ヶ月、6ヶ月、1年とかです。
そう言われると、
この方にとってはあっという間の時間だったのだな、うらやましいな
と思っていました。
わたしにとっては死別後1年近くまでは
毎日が寂しくて、悲しくて、辛くて、1日1日がとても長かった
のです。
朝起きると、ひとりになってしまったことを毎日思い出します。
出かければ仲のいいご夫婦を見てうらやましくなってつらくなり
家では夫の衣類、本、食器、DVD、持ち物全部が夫を思い出させる、見るのがつらいものになりました。
職場にいるときが夫を思い出さずにいられる、少し楽な時間でした。
「1年前は幸せだった自分」から「1年間頑張った自分」への変化
毎日ひとりのつらさを実感する毎日だったのですが、
一周忌を過ぎるころから少し楽になってきました。
1年たつまでは季節がすすむたび、何かあるたびに
1年前は幸せだったのに、今は違う
と思っていました。
前は幸せだったのに、今は不幸だと
それが死別後1年近くなってくると
1年前は大変だったけど、1年間頑張った自分
に変わりました。
1年間は前より不幸せだったけど、1年たったら、
そこから上昇していける、希望が持てるということを感じました。
夫の命日は新しい自分になるための新しい自分の誕生日
夫が亡くなってしまったとき、夫の命日は命日ではなく、自分が新しい自分になるための誕生日に決めようと思いました。
だから一周忌で1歳です。
生まれてすぐは何にもできなかった赤ちゃんが、1歳ではいろいろなことができるようになります。寝返りも打てなかった子がヨチヨチ歩きはできるようになっていると思います。
それと一緒で新しいわたしも、
始めはうずくまったまま、なんにもできませんでした。
でも、ちょっとずつ立ち上がってヨチヨチ歩きはできるようになりました。
できなかったこともいろいろとできるようになりました。
来年2歳になったら、もっといろんなことができるでしょう。
もっとしっかり歩けるでしょう。
大事な方をなくしたあなたへ
がんばっているあなたを応援しています。
一緒にがんばっていきましょうね。