メンタルが弱っているところを見せないで
大事な人との死別後、どうしても心が弱ってしまっているときがありますよね。
でもそれを人に見せてしまうのは何だか危険だなー、とドラマを見ていて思いました。
NHKドラマ「ここは今から倫理です。」の一部ネタバレがあります。
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ドラマ「ここは今から倫理です。」を見て
人に弱っているところを見せるのは危険かも、と思ったのはNHKのドラマ、
「ここは今から倫理です。」のいちシーンを見たからです。
「ここは今から倫理です。」は漫画が原作のドラマで、主人公の高校教師、高柳が倫理の授業を担当していて、生徒が抱える問題に対して、倫理的な問いかけが行われる、というドラマです。
高柳役は俳優の山田裕貴さんで、普段の明るい山田裕貴さんとは、全く違う雰囲気の人になっています。
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このドラマの第5話で、ときがわ君という男子生徒が出てきますが、ときがわ君は育てられ方に問題があって愛着障害があります。
そのときがわ君が、パニックを起こして高柳先生に向かって助けを求めて、
「ギュッとして」と言うシーンがあります。
このシーンを見て、ときがわ君と私の状況は全然違うのですが、夫と死別した私もほかの人から見たらこのように弱々しく見えているのかもしれないと思ったのです。
私も一時期はボロボロだったし、事情を知っている人からはこういう状態に見えていたのかもしれません。
弱っているところを人に見せて大丈夫?
ときがわ君は「ギュッとして」と助けを求める相手が教師なので大丈夫ですが、相手がどういう人なのか良くわからない状態でこんなに弱々しい姿を人に見せるのは、とても危険です。
相手が優しくおもいやりのある人なら大丈夫ですが、弱っている相手につけ込む人、弱っている人を攻撃してくる人、同じように弱っていて依存のような状態になってしまう人などもいないとは限らないです。
弱っているところを人に見せるのは、やめておこうと思います。
本当に弱っているときは家におこもりしておこうかな。
上手に弱さを見せるのはあり
もちろん、優しそうな人に自分をコントロールできる状態で弱さを見せるのはありだと思います。
こちらが弱っているのを知っていて、優しくしてくれる人、気を使ってくれる人、そんな方がいてくださるなら弱みを見せてもいいと思います。
人の温かさにふれるといやされて、こころが楽になりますからね。
あくまで自分がコントロールできる状態で、ぎりぎりでない、余裕があるときだけです。
あ、私の場合、もうぎりぎりの状態ではないので、弱みを見せておいしいものをおごってもらったりしても全然大丈夫です!
このNHKドラマ「ここは今から倫理です。」では、有名な哲学者が残したことばが紹介されています。
これが、なんだかこころに刺さります。
また、このドラマのNHKのHPに本物の倫理の先生からのメッセージが寄せられています。
これを読んで、
倫理というものを勉強することで、今の自分の状況が違った視点から見ることができるのではないか
という気がしています。